においを感じる仕組み
においは鼻全体で感じているわけではなく、鼻の奥にある「嗅裂(きゅうれつ)」という部分で感知されます。ここにある 嗅神経が、においの情報をキャッチして脳へ伝えています。
嗅覚障害の種類
1. 量的障害(においの強さの問題)
・においが弱くなる → 嗅覚減退
・まったくにおいがしない → 嗅覚脱失
2. 質的障害(においの質の問題)
・実際にはにおいがないのに、においを感じる
嗅覚障害の原因
原因によって、大きく3つに分けられます。
1. 気導性嗅覚障害(においが通らないタイプ)
◎鼻づまりなどで嗅裂に空気が届かないことでにおいを感じれません。
例:鼻風邪、副鼻腔炎、アレルギー性鼻炎、鼻中隔弯曲
2. 嗅神経性嗅覚障害(センサーの障害)
◎嗅神経そのものがダメージを受けてにおいを感じれません。
例:風邪や副鼻腔炎のあと、加齢、頭のケガ
3. 中枢性嗅覚障害(脳の障害)
◎においの情報が脳に届かない、または脳で処理できないことでにおいを感じれません。
例:頭部外傷、脳腫瘍・脳梗塞・脳出血、神経疾患、アルツハイマー病の初期症状
4. その他(厳密には嗅覚障害ではないが、においを感じる場合)
・鼻や肺の病気そのものがにおいを出す場合
・脳腫瘍やてんかんでにおいを感じる場合
・精神的な原因でにおいを錯覚する場合
検査方法
・内視鏡/CT:
鼻の通り道や炎症を確認します。
・嗅覚検査:
実際ににおいを嗅いで強さを調べる (病院で検査します)
・MRI:
脳の病気がないか確認します。(主に病院で検査します)
治療方法
・気導性嗅覚障害
鼻づまりや炎症など、原因の病気を治療します。
・嗅神経性嗅覚障害
神経の炎症を抑え、回復を促す治療 (局所ステロイド、漢方、亜鉛・ビタミン剤、嗅覚刺激療法など)
・中枢性嗅覚障害
脳の病気が原因の場合は、専門の医療機関での治療が必要となる場合がございます。
ご相談ください
「においが分かりにくい」「急ににおいを感じなくなった」などの症状がありましたら、お気軽にご相談ください。
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