風邪をひくと、鼻水・鼻づまりは高頻度で起こります。多くの場合、風邪の原因となるウイルスによって鼻の粘膜に炎症が起こることで、鼻水が増えたり、鼻が詰まったりします。
一方で、鼻水や鼻づまりが長く続く、いったん良くなった後に再び悪化する、症状が強くなっていくといった場合には、風邪による鼻の炎症だけではなく、鼻や副鼻腔の炎症、アレルギー性鼻炎、鼻の構造など、別の要因が関係していることがあります。
「鼻水・鼻づまりだから風邪」と決めつけず、症状の経過を見ることも大切です。
鼻水・鼻づまりが長引くときに考えられる主な原因
ここでは、風邪の後などに鼻水や鼻づまりが続く場合に考えられる代表的な原因をご紹介します。
● 細菌感染
- 風邪の原因の多くはウイルス感染ですが、2次的に細菌感染を生じることがあります。
- 風邪症状の最中に、鼻汁の粘性や性状が変わったなどという悪化があった場合や、一時的に調子が良くなった後に再度調子が悪くなった時、細菌感染を
- 生じている可能性があります。
- ● 急性副鼻腔炎
- 鼻の周囲には「副鼻腔」と呼ばれる空洞があります。
- 風邪などにより、炎症が副鼻腔に及ぶと、急性副鼻腔炎を起こすことがあります。
- 症状としては、 黄色い鼻水、頭痛・頬の痛み(副鼻腔局所の痛み)、匂いが分かりにくい、風邪のあとに症状が長引く場合に副鼻腔炎が隠れていることが
- 非常に多いです。
- ● 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)
- 急性副鼻腔炎を起こした後、炎症が副鼻腔内で持続することで、慢性化してしまい、慢性副鼻腔炎(蓄膿症)につながる場合があります。
- 急性副鼻腔炎とは異なり、強い痛みを生じることは少なくなりますが、
- ・副鼻腔の部分(頬部、眉間周囲、眼と眼の間、頭の奥など)の重い感覚
- ・膿性鼻汁が継続する
- ・クサイ匂いが継続する/匂いを感じにくくなる
- ・鼻が喉に落ちる感覚が持続する などといった症状が持続します。
- ● アレルギー性鼻炎の併発
- 風邪をひく前から鼻水や鼻づまりがあった場合には、風邪とアレルギー反応が関連している可能性があります。
- 風邪初期段階では、鼻汁も透明でサラサラしているため、見分けがつきにくいこともあります。
- ● 鼻中隔弯曲症
- 鼻の左右を分けている壁を「鼻中隔」といいます。 鼻中隔の形には個人差があり、曲がりが強い場合には、風邪のときに片側だけ詰まりやすく、治りが
- 遅く感じることがあります。
耳鼻咽喉科では、鼻の中を詳しく確認します
鼻水や鼻づまりの原因を調べる際には、症状の経過を伺ったうえで、鼻の中の状態を確認します。鼻鏡による診察に加えて、必要に応じて内視鏡やCT検査を用いて鼻の奥や副鼻腔まで丁寧に確認し、症状の背景を明確にします。
● 鼻鏡や内視鏡で、炎症の有無・鼻粘膜の腫れ・鼻中隔を確認
鼻づまりの原因が 「炎症なのか」「アレルギーを疑うのか」「構造なの か」を見極めます。
● 鼻内視鏡で鼻の奥を確認
鼻腔の細かい部位、副鼻腔の入り口の腫れ、鼻腔の後方、ポリープの有無などを観察します。
● 匂いの検査(必要に応じて)
風邪のあとに嗅覚が落ちる場合、 副鼻腔炎や粘膜の腫れが関係していること があります。
鼻水・鼻づまりの治療
・鼻の炎症を抑える薬
・副鼻腔炎に対する薬による治療、手術による治療
・アレルギー症状が強い場合のアレルギー治療
・鼻づまりを改善する処置
・ネブライザーで鼻粘膜に直接薬を届ける局所治療
耳鼻咽喉科では上記の診断結果に応じて、上記のような治療を行っております。特にネブライザーは、 鼻の奥まで薬を届けて炎症を鎮める耳鼻科ならではの治療法です。
お子さまの鼻水・鼻づまり
お子さまは鼻が詰まりやすく、風邪のたびに鼻水や鼻づまりが続くことがあります。 鼻が詰まることで口呼吸になったり、鼻水がのどに流れて咳が出たりすることもあります。また、鼻と耳はつながっているため、鼻の炎症に伴って中耳炎を起こすこともあります。
鼻水が多くてうまく鼻をかめないお子さまでは、鼻汁を吸引して鼻の通りをよくする処置を行ってあげる必要があります。
当院では、鼻水がたまった際にご利用いただける「鼻吸い特急券」もご用意しています。お子さまの鼻症状について気になることがあれば、ご相談ください。
高齢者の鼻づまり
ご高齢の方の場合には、加齢に伴って鼻粘膜が乾燥しやすく、鼻の通りが悪くなっている、刺激によって急に鼻水が出やすくなる可能性があります。
一方で、鼻づまりや鼻水の背景に鼻の病気が隠れている場合もあります。
「年齢のせい」と考えてそのままにせず、症状が続く場合には、鼻の中の状態を確認することも大切です。
まとめ
鼻症状は、風邪の初期から回復期まで続くことがありますが、その背景には副鼻腔炎・アレルギー・鼻の構造上の問題など、耳鼻咽喉科で見つかる原因が多く存在します。 正確に原因を見極めることで、 症状を短期間で改善し、悪化を防ぐことができます。
鼻水や鼻づまりが気になる場合は、耳鼻咽喉科にご相談ください。
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当院が選ばれる理由
丁寧なカウンセリング
症状やお悩みをしっかりお伺いし、不安や疑問にも丁寧にお答えします。
わかりやすい説明
検査結果や治療方針を専門用語だけに頼らず、分かりやすくご説明いたします。
お子様の診療にも対応
お子様が安心して受診できるよう、やさしく丁寧な診療を心掛けています。
地域に根差した医療
地域の皆様のかかりつけ医として、健康をサポートいたします。
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