「聞こえ」のしくみ

 私たちはよく「耳で音を聞く」と考えがちですが、実際には音(空気の波)が耳の中に入り、鼓膜を揺らすことで音が内耳に伝わります。その後、音の情報が神経を通じて脳(聴覚野)に届き、初めて音として認識されます。つまり、耳は音を感じ取る場所、脳はその音を理解する場所です。

「聞こえ」のしくみ

 私たちはよく「耳で音を聞く」と考えがちですが、実際には

➀音(空気の波)が外耳道に入り、鼓膜が振動します。

➁鼓膜が振動することで、鼓膜に接している耳小骨に振動が伝わり、内耳に振動が伝わります。

➂内耳の蝸牛に振動が伝わり、音が感知されます。

➃音の情報が聴神経を通じて脳(聴覚野)に届き、初めて音として認識されます。

 つまり、耳は「音を感じ取る場所」、脳は「音を理解する場所」と言えます。

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補聴器とは

 補聴器は、耳に入ってこようとする音を感知し、音の高さに合わせて予め設定された分だけ音を増幅して耳に届ける装置です。 患者様の聴力に合わせて音を調整し、聞こえやすくします。

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補聴器と集音器の違い

 耳鼻科の外来では、「安い集音器を買った」と聞くことがありますが、集音器も音を大きくする装置です。しかし、補聴器のように患者様の聴力に合わせて調整されていません。集音器は音の大きさによる調整ができず、過剰に音を大きくしてしまうこともあります。特に騒がしい場所では、耳に負担をかけてしまう恐れがあるため注意が必要です。

・補聴器:患者様の聴力に最適化され、大きな音にも配慮されている。

・集音器:安価だが音を単純に大きくするだけ。

補聴器を付け始めると

 補聴器は「音を大きくする機械」として、患者様の聴力を補う役割を果たします。しかし、脳の「言葉を聞き取る能力」は補聴器を使用する前後で変わりません。

 多くの患者様が「補聴器を付けて音は聞こえるが、何を言っているか分からない」と言われますが、これは難聴が長期間続いた結果「言葉を聞き取る能力」が低下しているからです。この能力は、英語のリスニング練習のように、日常的に会話を聞き続けることで回復する場合があります。

                        ◎補聴器の使用後もリハビリテーションが必要です。


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